2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

NHK受信料で制度見直し提言へ 規制改革会議

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http://www.asahi.com/politics/update/0630/003.html 政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)は7月末にまとめる中間報告に、NHKを念頭に置いた「公共放送のあり方(受信料制度の見直し)」を盛り込む方向で検討に入った。総…

asahi.comを見たら、こんな記事が。

NPO「吟醸酒研究機構」がランク付け、1位はこの酒…

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_06/t2005062905.html「ZAKZAK」から。 国内外の左党でつくる特定非営利活動法人(NPO法人)「吟醸酒研究機構」(篠田次郎・代表世話人)は28日までに今年の全国新酒鑑評会に出品された吟醸酒1019点をランク付けし…

酒の話しでも。

 垣根涼介『君たちに明日はない』(新潮社)

いや面白かった。 この人の小説は初めてなのだけど、これまでに書いている作品が『ワイルド・ソウル』なんていうタイトルだったり、大藪春彦賞をもらったりしていて、なんとなく重厚長大でコテコテなのかと思っていた。が、どうしてどうして、いまのフツーの…

昨日、月曜の明け方ちかくに暑くて目が覚めたきり、睡眠が訪れなかった。(今朝がたも暑かったけど) しかたがないので寝るのはあきらめ、本を読んだ。 ところが、読み始めたら止まらなくなって、結局読み切ってしまう。

恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)

今年の「本屋大賞」の受賞作ということで、わりとメディアに取り上げられている作品。 昨年に受賞した小川洋子も、この賞をもらったことで、よりメジャーになったような気がするけど、恩田陸にとっても、同じような感じになるのだろうか。amazonで検索してみ…

梅雨はどこへ? 雨もいやだけど、こうもいきなり真夏日が続けてやってくるのも、体がついていかない。 なので、スタバに避難して本を読む。

佐川光晴『家族芝居』(文藝春秋)

新宿は上落合にある「八方園」という老人グループホーム。そこに暮らすのは、七人の婆さんと介護福祉士の善男さん。そこへ、善男の甥であるアキラが医学部受験のために上京してきて、いっしょに暮らすことになる。そのアキラの眼を通じて、八方園でのにぎや…

大山誠一郎『アルファベット・パズラーズ』(東京創元社)

昨年の10月に出た本だけど、「本格推理もの」としては評判なようで、昨年のベストテン企画にもランクインしていることもあり、いまさらながら手に取る。「本格」をうたうミステリを読むのはじつに久しぶり。 2つの短編と1つの中編が収められていて、どれも…

季刊『本とコンピュータ』2005春号(トランスアート)

季刊・本とコンピュータ (第2期15(2005春号))これは終刊のひとつ前の号。 たまたま図書館で見かけたので、借りてきてパラパラと読む。この雑誌の終刊については、いくつかの文章を目にした。 (たとえば、ACADEMIC RESOURCE GUIDE作業メモの6/8付)http://d.…

すでに終刊してしまったようだけど。

吉田修一『春、バーニーズで』(文藝春秋)

春、バーニーズで(画像が出ないので、こちらをリンク)昨年の11月に出ていた本。 黒いカバーに銀文字のタイトルという装丁に上品な感じを受けたけど、相方によると、バーニーズの袋が、まさしくそうなんだそうだ。知らなかった。 思い起こせば、この本の宣…

昨日、スタバで一気に読了。

森達也『ドキュメンタリーは嘘をつく』(草思社)

真っ青な空のなかを(電車の?)電線が横切っている表紙に、まずは目を引かれる本。 エピローグによれば、「この本は、草思社のPR誌「草思」に、2002〜03年に連載された「ドキュメント・オブ・ドキュメンタリー」を下敷きにして」まとめられたもの、だそうだ…

最近の朝のワイドショーで、何が気に入らないかといえば、貴乃花である。 どうして出演するかね。 TV局も、どうしてこうまで時間を取るかね。 と思っていたら、こういう指摘が。http://d.hatena.ne.jp/andy22/20050615#p2 でも、連日の貴乃花親方のテレビ露…

活字文化振興法案、議連が了承…今国会に提出へ(YOMIURI ONLINE)

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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050615ia25.htm以下、記事から少し引用。 活字議連は昨年4月に決めた活動計画で、法制定を目指すことを明記。今年3月末に法律の骨子案をまとめ、その後、作業部会で法案を作成した。すでに、自民、民主、公明の…

前にも書いた関連で、以下。

『大学新入生に薦める101冊の本』(岩波書店)

編者は「広島大学総合科学部101冊の本プロジェクト」。 「はじめに」には、 大学における一般教育あるいは教養的教育は、米国では「リベラル・アーツ」と呼ばれていますが、それが21世紀の現代においてどのようなものであるべきか、という点については、日本…

国立大学法人東京大学 役員の退任挨拶

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http://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/kouhou/1311/index.html学部長の退任挨拶なども載っている。 法人化の前後をはさむ時期でもあっただけに、みなさん、なかなか大変だった様子がうかがえて、興味深い。ここぞとばかりに、「研究者とはなんぞや」という論を展…

gachapinfanさんのところ http://d.hatena.ne.jp/gachapinfan/20050615 で知った以下。

坪内祐三『古本的』(毎日新聞社)

前半が、週刊誌(アミューズだったか?)に連載されていた、古本を題材としたエッセイで、後半が、光文社のミステリ季刊雑誌『ジャーロ』での連載をまとめたもの。著者自身も書いていたけど、じつは坪内氏が古本本(ふるほんぼん)を出すのは、これが初めて…

片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館)

amazonで検索すると、1000件近くの感想が寄せられている。さすがは大ベストセラーだ。 しかし、その評価は平均で2.5。最近のものだけをちょっとだけ覗いたけど、「中学生の作文レベル」なんていうキツーイものもあったりして、なかなか手厳しい。たしかに、…

まったくもって、いまさらながらではあるが。

井崎正敏『ナショナリズムの練習問題』(洋泉社新書y)

題名からして、読み手に対して何らかの「問いかけ」が出されつつ進むのかと想像していたが、そうでもなかった。 本書は冒頭、「ねらい」として、 第一に、ナショナリズムはなくならない 第二に、ナショナリズムだけに出来る役割がある 第三に、従来のナショ…

梅雨に入ったというのに、日差しが強く、暑い。 気象庁が「梅雨に入った」と宣言したとたんに「梅雨の中休み」に入る、というパターンが、このところ続いているような気がするが、昨年はどうだったか。

高田明典『知った気でいるあなたのための 構造主義方法論入門』(夏目書房)

知った気でいるあなたのための構造主義方法論入門先日読んだ同じ著者による『知った気でいるあなたのための ポストモダン再入門』に先行して出版されていた本。1997年に出されているから、『ポストモダン再入門』よりも8年前になる。(気の長いシリーズ?で…

日垣隆『世間のウソ』(新潮新書)

今年1月に出た本。 まえがきによれば、ウソには五種類あるそうだ。で、本書はこのうち、もっとも広範に被害が及ぶものである「世間を誤らせる構造的なウソ」を取り扱うとして、大きく分けて「リスク」「事件」「子ども」「値段」「制度」といった五つのカテ…

アダチ宣伝社「楽しいチンドン・むかしうた」

CD

たしか、創刊500号特集の『ミュージック・マガジン』5月号の対談で、中村とうようが言及していたCD。解説は、なぎら健壱。 アレンジに現代的なところ(?)が感じられるものの、チンドンを昔の奏法に忠実に、かつ、たんたんと演奏するところが妙に印象に残る…

 電子音楽 In The(Lost)World作者: 田中雄二出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2005/03/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 150回この商品を含むブログ (30件) を見る

『ポストモダン再入門』を読んだからというわけでもないのだが、紹介されているCDの数がハンパではない。パラパラとながめても、じゅうぶんに労作だということが分かる本。こういう本を作る方々に対しては、ホントに頭が下がります。