2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

散髪

をした。ついでに神保町の古本屋街まで足をのばして、いくつか購入。 その中で、昭和のバンスキングたち―ジャズ・港・放蕩 (ミュージック・マガジンの本)作者: 斎藤憐出版社/メーカー: ミュージック・マガジン発売日: 1983/01メディア: 単行本この商品を含む…

文:鶴見俊輔、写真:藤本巧『風韻 日本人として』(フィルムアート社)

知っている人の写真もあるが、知らない方の顔もある。 それぞれの自宅での、それぞれの表情に、奥行きがある。

中沢新一『僕の叔父さん 網野善彦』(集英社新書)

亡くなった歴史研究者・網野善彦との出会いと交流を、甥であり宗教学者でもある中沢が、若い頃の記憶を掘り起こしながらとても興味深くリアルに書いている。 失礼ながら、思いのほかおもしろかった。 というのも、網野善彦の本は何冊か読んだことあり、民衆…

知り合いからの勧めもあって、読んでみた。

雑誌

について、「陸這記」でこんなことが書かれていた。 http://d.hatena.ne.jp/solar/20050727 ...雑誌はもう、バックナンバーを楽しむためのオールドメディアなのだ。たぶん、いま新古書店で二束三文で売られている雑誌のほうが、日々生産されるゴミのような雑…

東京立ち飲み事情

web

http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/tokyo/tn.html

高橋伸夫『虚妄の成果主義』(日経BP社)

奥付をみると発行は2004年1月。この本が出た頃から、もう一年半も過ぎたのか、という感じ。 成果主義の欠点や日本型年功制の利点などが、著者の調査もふまえて経営学の視点から分かりやすく書かれている。その点では、おすすめである。ただ、amazonのレビュ…

いまさらながら読んでみた。

森博嗣『Φは壊れたね』(講談社ノベルス)

ひさしぶりの森博嗣。 「Vシリーズ」が終わって以降、しばらくこの人の小説は読んでいなかったけど、大学(院)生たちが主役の新シリーズのようなので、手に取った。 (内容とは関係ないが、なぜか活字の組み方が2段組から1段組になっている)お約束のよう…

浅羽道明『アナーキズム』(ちくま新書)

2004年5月に出た本。 刊行時、いくつかの書評を読んで面白そうだと思っていたのだけど、それっきりになってしまい、いまごろになってようやく図書館で借りて読む。 本書は、10冊の本を参照しながら、日本におけるアナーキズムという思想の変遷を、「「道具と…

日本再生酒場

という、新宿3丁目にある立ち飲み屋へ、昨日行った。 噂には聞いていたけど、日曜にも関わらず、7時過ぎに行ったときにはすでに人でいっぱい。たまたまタイミングよく、出て行く人と入れ違いにカウンターのところに入れた。 もつ焼きがメインだと思われるが…

「あの曲はダメ!」って言う5つのポイント

http://blog.lv99.com/?eid=213106以下、項目だけをピックアップしてみる。 1・主観的な感想なら主観的な言葉を使おう 2・具体的に説明しよう 3・お互いの言葉をそろえよう 4・「もっと良いと思う曲」を聴くように誘導する 5・上記のようなことをしたり…

gachapinfanさんの日記に、なかなか面白いblogが紹介されていたので、メモ。 http://d.hatena.ne.jp/gachapinfan/20050722

仲正昌樹『なぜ「話」は通じないのか』(晶文社)

このところたて続けに出版されている著者の新刊。副題に「コミュニケーションの不自由論」と付けられている、哲学・思想エッセイ。 あとがきによれば、「ハンナ・アーレントとかハーバマスのコミュニケーション理論をベースにしたある程度堅い本にしようかと…

DeMusik Inter.編『音の力 占拠編』(インパクト出版会)

「音の力」シリーズの最新刊。 出ていたのを知らなかったが、近所の図書館で発見。 パラパラとみると、東・西で行われたサウンドデモをめぐる座談会や、法政大学の学生会館解体に対する大熊ワタルの「追悼文」などなど、いつもより収録された記事の分量が増…

モブ・ノリオ『介護入門』(文藝春秋)

著者のデビュー作で、芥川賞受賞作でもある。 受賞会見での「ずっこける」場面(見てないけど)や、金髪、「ラップ調の文体」といった、作品とは直接関係のない部分で語られる側面が多く、そういった「情報」から勝手に作品のイメージを自分の中に作ってしま…

これも連休中に読んだ本。

大道珠貴『傷口にはウオッカ』(講談社)

40歳・未婚・子無しの「負け犬」である主人公、永遠子(とわこ)の日常と恋愛(+交友)遍歴を描く小説。しかもこの主人公、マンションに住みながらも親に寄生しているらしい。 こう書くと、いかにもだらしがない女性の典型のようだ(そう言える面もあるが)…

「マルディ・グラ」

連休初日の土曜日、相方のリクエストもあって、銀座8丁目の「マルディ・グラ」へ。 すでにいろいろなガイドブックや雑誌の記事に取り上げられていて、評判の良さそうな店。なんだけど、地下へと降りていく入口から受ける印象が、なんとなく敷居が高そうで、…

三連休

は、久しぶりにパソコンに触れずに過ごす。 それにしても暑い。夜も寝苦しいので、睡眠不足。 おまけに、汗でべたつく足にむりやり靴下をはこうとしたら、腰から背中にかけての筋肉(というか筋)を痛めたようで、寝返りを打つと鈍痛がする。まったく、我な…

保坂和志の『新潮』連載「小説をめぐって」

連載は現在でも続いているけど、最近『小説の自由』という本にまとまった。 という話しをしたいわけではなくて、『新潮』7月号に掲載されていた「時間と肉体の接続」と題する18回目の連載について。 ここではいくつかの論点が書かれているのだけど、その中で…

芝浦アイランド その3

すぐに商談コーナーへ案内されるのかと思ったら、「ちょっとこちらでお待ちを」と、喫茶コーナーのようなところへ連れて行かれる。飲み物のリクエストを聞かれたので、レモンティーをもらうことに。でも、出てきたのはペットボトルの小さいヤツ。なーんだ。…

小泉今日子『厚木I.C.』(ビクターエンタテインメント)

CD

じつはこの人とは同世代なので、動向が気になる「有名人」の中のひとりではある。 最近では雑誌「SWITCH」の表紙で見かけたかな。 このCD、高野寛や宮沢和史などといった人々が曲を書いていて、これらの曲調や歌詞が、この人の声質ともなんとも不思議にマッ…

芝浦アイランド その2

展示されていたモデルルームは全部で3タイプ。狭い順に、85平米、100平米、175平米(!)とあった。 まず、靴を脱いでスリッパに履き替える。そのスリッパも、それなりのもののよう(に見えた)。各部屋の共通の仕様として、キッチンはドイツの会社(ジーマ…

烏賀陽弘道『Jポップとは何か』(岩波新書)

岩波が「Jポップ」?、という多少の驚き(というか違和感)を感じつつ、手に取った。 著者は朝日新聞(アエラ)の記者だった方。 「Jポップ」という呼び方が始まったのは、1988年のJ-wave開局の頃なんだそうで、それから1998年までの10年間で、日本のレコー…

芝浦アイランド

一昨日の日曜日、相方のリクエストもあって、「芝浦アイランド」という「島」に建設中の、グローブ・タワーという高層マンション(48階建て)のモデルルームを見に行ってきた。 芝浦アイランドとは何かというと、スマップのメンバーが鳥の声をやっているTV…

水口剛『社会を変える 会計と投資』(岩波科学ライブラリー)

ちょっと前に、森山さんの日記で「面白い」と書かれていたのが目にとまり、読んでみることにした。 日記で森山さんは、なんでこれが科学ライブラリーに?、というようなことを書かれていたけど、同感。著者は経営学の専門家で、現在、経済学部の教員。 表紙…

懐かしの「光化学スモッグ」復活!?

web

http://www.health.ne.jp/topics_f/index_1.htmlこの1年ほど、「光化学スモッグ注意報発令中」というのを見かけるなぁ、と思っていたら、やはり最近になって増えているとか。昨年は、東京より千葉(28日)や埼玉(23日)のほうが発生日数が多い。東京は…

やはり増えているのだそうで。

森見登美彦『太陽の塔』(新潮社)

2003年末に出た本。日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品だそうで、どこかでそのニュースを見たような気もするけど、忘れていた。 妄想が先走りする登場人物たちが織りなす貧乏学生小説、とでも言えばいいか。 とくにこれと言ったストーリーがあるわけ…