2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

推理作家協会・新理事長に大沢在昌氏

web

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20050530ij21.htmこれまでの理事長は逢坂剛だったんですね。知らなかった。 「新宿鮫」の新作が待ち遠しいけど、どうなっているんでしょうかね。 それから、ただいま読書中なのは、知った気でいるあなたのた…

YOMIURI ONLINEから。

水族館劇場『谷間の百合』(浅草:木馬亭にて)

以下のページに、劇団による公演の概略がある。 http://www.suizokukangekijou.com/tokyopink.htm見たのは千秋楽となる、28日(土)の夜の部。 水族館劇場の芝居は3度目だけど、既存の「小屋」での公演は初めてだ。というのもこの劇団、毎年この時期になる…

久しぶりに芝居を見た。

永江朗『いまどきの新書』(原書房)

「これでもか」という感じで、なかなかインパクトのある表紙。 『週刊朝日』に連載されていた「新書漂流」という連載をまとめたもので、表紙の「帯」にあたる部分に「12のキーワードで読む137冊」とあるように、各新書を連載順ではなく、12の分野に分けて紹…

吉田篤弘『百鼠』(筑摩書房)

「クラフト・エヴィング商会」としても活躍する著者の、最新小説。 「一角獣」「百鼠」「到来」の3編が入った、書き下ろしの作品集である。まだ読んでいる途中なのだけど、この著者が紡ぎ出す物語の雰囲気は、あいかわらずだ。言葉にしにくいのだけど、読ん…

Steve Kuhn & Steve Swallow『Live In Japan Vol.1, 2』(PJL)

CD

「はまぞう」で検索したけど、出てこないようなので、PJLのページを以下に。 http://www.pjl.jp/discography/newpianowave/MTCJ6501.html1994年に来日したさいに、仙台で行われたライブをCD化したもの。このページを見ると、昨年末に出ている。 発売されたこ…

図書館に行ったら、こんなCDを見つけたので借りてきた。

長嶋有『泣かない女はいない』(河出書房新社)

カバーの写真が印象的な本。 たしか帯には、角田光代が推薦文を寄せていたと思う。表題作と「センスなし」の中編二つが収録されている作品集。 じつはもう一編、カバー裏に書いてあるらしいのだけど、図書館で借りたためカバーが取り外せず、見ることができ…

パソコン更新

仕事場で使っているノートパソコンを、更新した。機種はアップルのPower Book G4(15inch)。 これまで使っていたノートパソコンも、じつはPower Book G4の15inchなのだけど、もう4年近く使っていることもあって、塗装もはげていたり、だいぶ傷も目立つよう…

冲方丁『マルドゥック・スクランブル(全3冊)』(ハヤカワ文庫JA)

2冊はすでにリンクをしたので、ここでは3冊目の「排気」だけを。 いやー、おもしろかった。 2冊目で、鏡明が解説を書いているけど、鏡氏も絶賛していた。文庫3冊、1800枚にもなる長さだそうだけど、ひとことでまとめれば、「ひとりの少女の、喪失と再生・成…

ということで、ようやく読了。

ふと思いついて、いま、冲方丁『マルドゥック・スクランブル』を借り出して、読んでいるところ。 上の1冊目『圧縮』を読み終わり、いまは下の2冊目『燃焼』の途中。 SF的には、設定や小道具の細かいところまでよく考えて書かれているようで、おもしろい。…

『エンタクシー』No.9

http://www.fusosha.co.jp/en-taxi/この『エンタクシー』、ぱらぱら見てるだけでも、アンダーグランドな雰囲気が味わえる(ような気がする)数少ない雑誌。 No.9では冒頭で、立川談志が、弟子の談春と福田和也とで対談をしている。 相変わらずの舌鋒するどい…

鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二『戦争が遺したもの』(新曜社)

昨年3月に出た本。「2004年に印象に残った本」といったような企画で、わりとあちこちのメディアでも取り上げられていたことを覚えていたので、読んでみた。 「鶴見俊輔に戦後世代が聞く」という副題のとおり、上野と小熊のふたりが、鶴見に対してのかなり突…

本を売る

以前にゴミ捨て場で拾った教科書と自分が所有している専門書(ともに理科系)をまとめて数冊、昨日、神保町の専門古書店に持って行った。そしたら、意外なことに五千円になった。拾った教科書のほうは、けっこう書き込みがあったりして(ずいぶん勉強されて…

古本屋で見つけた雑誌

先日、神保町に立ち寄ったさいに、とある古本屋の店先におかれた100円の箱で、以下の雑誌を見つけた。 『潭 tan』1〜3号(書肆山田) 『ポエティカ 小沢書店月報』vol.1-1 両方とも、はじめて見た雑誌だけど、ちょっと面白そうだったので買ってみた。『潭 …

DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN『ミュージカル・フロム・カオス』

CD

以前から、ジャズの周辺などでは菊地成孔という人が話題になっているのだけど、その菊地が率いている(と言っていいのかな?)デート・コース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデン(略してDCPRG)のCDを、初めて聴いた。 このCDは2枚組で、1枚目が「Catch22」…

最近聴いたCDの中から、気に入ったものを。

中西準子『環境リスク学』(日本評論社)

「環境リスク管理学」を一から育てあげてきた著者による、具体的な問題にもふれている「環境リスク」に関する入門的な本。と同時に、自身の研究生活を総括されている横浜国立大学での最終講義、「ファクトにこだわり続けた輩がたどり着いたリスク論」という…

「言語力」育成目指し法案提出へ 超党派の活字文化議連

http://www.asahi.com/culture/update/0510/012.html 読書週間初日の10月27日を「文字・活字文化の日」と定め、「言語力」を育てることを目指した法案が今月下旬にも国会に提出される見通しとなった。超党派の国会議員286人がつくる活字文化議員連盟が成立を…

以前にちょっと書いたことがあるので、以下をメモ。

金井美恵子『目白雑録(ひびのあれこれ)』(朝日新聞社)

著者の本を読むのははじめてだと思うけど、いやホントに、その毒舌というか、辛口の小言ぶりが冴えている。取り上げられるのは、やはり小説家や出版社の関係が多く、実名が挙げられて小言を言われる作家もいる。(島田雅彦とか) また、映画に対する造詣も相…

先日、たまに行く図書館で目に止まり、ついでに書評ライターの豊崎由美がその「毒舌ぶり」を絶賛?していたことも思い出したので、借りてみた。

打海文三『裸者と裸者 上・下』(角川書店)

昨年9月の刊行。インパクトのあるタイトルと表紙、『ハルピン・カフェ』を書いた著者の作ということもあって、手に取った。 舞台となるのは近未来の日本。金融システムの崩壊、経済恐慌、財政破綻によって経済的弱者が路上に投げ出され、加えて中国、ロシア…

『約三十の嘘』(早稲田松竹にて)

上映スケジュールをチェックしていて、タイトル、詐欺師のグループという設定、寝台特急(トワイライトエクスプレス)で進行する物語などなど、なかなか面白そうだと思っていたけど、たしかに楽しめた。 3年前に金を横取りされた、冴えない詐欺師のグループ…

昨日の続きで映画の感想を。

『ニュースの天才』

トム・クルーズが製作に関わっている。だからというわけではないけど、封切りの時に気になっていた映画。 数ある雑誌の中で唯一、「アメリカ大統領の専用機にある」という有名雑誌の記者が、実はねつ造記事を書いていたことが発覚する過程を描く。実話をもと…

早稲田松竹

この連休に入る前から気になっていた、早稲田松竹での2本立てを見に行く。 何かというと、「ニュースの天才」と「約三十の嘘」。 いま存在している、いわゆる「2番館」のなかでは、この早稲田松竹が、作品のチョイス、椅子を含む館内の設備、料金などトー…

恵比寿から中目黒へ

「一箱古本市」に触発されたこともあって、1日の日曜日、恵比寿へ。すでにあちこちの雑誌などにも紹介され、「一箱古本市」にも出店されていた「ユトレヒト」(http://www.utrecht.jp/)へ、はじめて足を運ぶ。店内が、雑誌で見てイメージしていたよりも狭く…