「図書」2006年春(岩波書店)

岩波新書<新赤版1000点突破>リニューアル」という特集号。冒頭で斎藤美奈子佐藤俊樹永江朗の3氏による対談がある。この中で斎藤が、

そういう変化のきわめつけが、1994年に出た永六輔さんの『大往生』。岩波新書は、この本で「わしはもう何でも出すのじゃ!」という印象を与えたのは事実。新書のイメージはここで大きく変わりますよね。そこから『バカの壁』へは一直線に見える。『大往生』がバカの壁への足場を築いた(笑)。

と述べているが、まあその通りかもしれない。
加えていうと、永六輔が「新赤版」で出した新書のうち、3冊が「新赤版」1000点の売れ行きベストテンにランクインしているとのこと。
(こぼればなし、より)